足裏マッサージの歴史

足裏マッサージの発祥は、約5,000年前に遡ると言われていまして、最古の記録は、エジプトで保存されている、紀元前2330年頃の古墳壁画があります。
壁画には手足の反射区(ツボ)を押す古代人の姿が描かれています。

また、日本の奈良の薬師寺には、1,000年以上前のものと思われる「仏足跡」が 残されていまして、ブッタの足に五臓六腑を表す文様が描かれています。

さらに中国医学の原点「黄帝内経」には、足裏の状態から病気を診断し、治療する「観し法」の記述があります。
三国志にも登場する中国の伝説の名医、華佗(かだ)が、観し法を更に整理し、後に唐の時代に日本に伝わり、「足心道」になりました。

「観し法」は西洋にも伝わりヨーロッパでは、1580年代には主に婦人科の治療に広く使われたのと事です。
1913年にはアメリカのフィッツジェラルド博士が、「ゾーンセラピー(反射区域療法)」を発表し、西洋医学的な見地から研究が進んだことで、世界中に広がっていきました。

そして現在、日本で主流の台湾式足裏マッサージですが、1970年代にスイス人の宣教師ジョセフ神父(呉若石)が、台湾に伝来しました。

…て、ここで残念?!な事が起こりました。
なぜ台湾式は、強く押したり、木の棒で押すのかと言いますと、ヨーロッパ人の足裏は、地面が岩地であり、また水が硬水で、「足の裏の皮膚が硬い」ので、強く押したり、木の棒を使う必要性が出てきます。

ですが東洋人は、地面が砂地で水も軟水ですので、ヨーロッパ人より、「足の裏の皮膚は薄くて柔らかい」のです。
薄くて柔らかい足の裏を、強く押したり木の棒で押されたら、楽になるどころか、痛いだけ(罰ゲーム状態)になるのは、ご想像できると思います。

そして香港式ですが、台湾式のツボ押しと、英国式のリフレクソロジーの撫でるケアとの、良いとこ取りになり、押し流し(押しつつ流す)(押し流しについてはリンクをタップorクリック!!)という、独自のケア・施術が発展しました。

また、香港式では必ず足湯を行うのですが、入浴文化のない香港ですが、足浴の文化はあったようで、リフレクソロジーとの繋がりで、フットマッサージの際に行われるようになりました。
更に、単なる白湯(普通のお湯)ではなく、薬草湯(香港古式フットスパ)を使うのが香港式の特徴でもあります。
最近はコストダウン?!で、薬湯はなくなってしまいましたが…🥺

口が酸っぱくなるくらい?!伝えてますが、香港式は、心地よい力加減で、痛気持ちよいんです😅
香港式のイメージ動画の女の子、悲鳴を上げてませんよね?!

あの雰囲気が香港式フットマッサージなんですよ~(分かって貰えるかな~?!)

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